2015年11月26日
常に、銃は発射できる状態であると見なして扱うこと。
今日は銃を安全に取り扱う上で重要なマインドセットについて考えてみます。
常に、銃は発射できる状態であると見なして扱うこと。
本来1番最初に出てくるルールなのですが、説明のしやすさを考えてあえて後回しにしていました。
他のルールをご紹介した今のタイミングで、このルールが要求していることを整理してみたいと思います。
まず思い出して頂きたいのですが、今日取り扱うルール以外に、4つのルールをご紹介してきました。
2.決して、破壊したいもの意外に銃口を向けないこと。
3.標的を狙う瞬間まで、指はトリガーから離しておくこと。
4.標的と、その向こうに何があるかを、常に把握しておくこと。
5.使う時まで、常に銃から抜弾しておくこと。
これらのルールを実践するとき、どこまでこのルールを適用するのか?という程度について疑問に思われる事があると思います。
例えばですが、以下のような場合はどうでしょうか。
・セフティーをかけ、トリガーを指から離しているときでも、銃口を人に向けてはいけないのか?
・チャンバーに弾がない事を確認した場合でも、空うちする事は危険なのか?
・バッテリーやガスが入っていないエアガンの場合でもルールを守らないといけないのか?
確実に安全だと確信している状態の場合でもルールを守り続けるのは馬鹿らしいかもしれません。しかし、今日ご紹介するルール「常に、銃は発射できる状態であると見なして扱うこと。」は、それを要求しています。
このルールは、自分自身の不完全さを認識するという事に目的があると思います。
簡単に言ってしまえば、あなはた完全ですか?という事です。
セフティをかけ忘れたり、マガジンを抜き忘れたり、抜弾が不十分だったり、うっかりトリガーに指がかかってしまったり・・・
これから一生、何度やっても、一度もミスをしない。
もしそんな人がいるなら、それは人間ではないか、すごく運がいいだけです。
ミスするかもしれないというより、ミスは起こるものだという前提に立って考える事が重要です。
一度のミスが取り返しの付かない事態を招く事があります。自動車の教習でも、だろう運転ではなく、かもしれない運転をしようと教わるとおもいますが、考え方はそれと同じです。
常に一貫した姿勢でルールを守るようにしてください、銃や周囲の環境によって扱いを変えるのではなく、いつも同じ扱いをすることで環境や状態の誤認による事故を防げるだけでなく、安全な所作を考えることなく実践できるようなります。
Posted by Dodo at 17:00│Comments(0)
│安全管理