2015年10月21日
標的を狙う瞬間まで、指はトリガーから離しておくこと。
今日はトリガーディシプリンについて考えてみたいと思います。
トリガーディシプリンという言葉自体はあまり聞きなれないかもしれませんが、意味は以下の通りです。
標的を狙う瞬間まで、指はトリガーから離しておくこと。
トリガーに指をかけっぱなしにすることを俗に指トリガーなんて言ったりしますが、
どうしてこのようなルールがあるのかは簡単で、つまずいたり、驚いたりした拍子にトリガーを引いてしまうことを防ぐためです。
目標を照準し、自らの意思で撃つその直前まで、トリガーから指を離しておく事を習慣づけましょう。
武田防衛副大臣が海外の銃器見本市ではしゃいで非難されています。
ちなみに副大臣が手にしているのは”訓練用のゴム銃”です。
繰り返しになりますが、ルールは一貫して適用し、自分の行動様式として身に着けることが大事です。
例外なくいつも同じように取り扱う事で、銃の状態や周囲の状況に関係なく安全な取り扱いが行えるようになります。
結果、セフティのかけ忘れや、マガジンの抜き忘れなどの勘違いやミスがあった場合でも、最悪の事故を起こさずに済みます。
したがって、ゴム銃だから弾が出ないので問題ないとか、そういう例外は認めない事が重要です。
それでは、具体的によく見かけるシーンを並べてみましょう。
悪い例
セフティにて
トリガーに指をかけたままエアガンを持ち運んでいる。
マガジンを抜いているからといって空撃ちをしている。(トリガーに指をかける時点でNGなのに・・・論外)
フィールドにて
<スタート前>
スタート地点に着いたら、マガジンを挿入し、セフティ解除、トリガーに指をかけたまま待機
→これでもし誰かを誤射して光学機器などを壊してしまったらトラブルになると思いませんか?
フィールド内記念撮影でセフティ解除し、、トリガーに指をかけた状態でポーズを決める
→私は安全管理など気にしない愚か者ですよポーズが写真に残ります。典型的な悪い例です。
<ゲーム中>
ゲーム開始後、トリガーに指をかけた状態でダッシュ
→何かに引っかかってよろめきながら乱射することに…
常時トリガーに指をかけたままでいる
→味方から見ても、近くを通るだけで怖いです
敵が通りそうだなと予想した曲がり角などに銃口を向け、トリガーに指をかけて待機。人影が見えたら反射的に撃つ
→フレンドリーファイヤーが多い人にありがちなパターンです。
セフティではトリガーディシプリンを守れている人でも、フィールドに入ると常時指トリガーというパターンも良く見ます。
安全管理ルールは一貫して適用し、ゲーム中であっても打つ直前までは指を外しておいてください。
特にCQB系のフィールドですと、とっさに撃たないといけない場合が多いので少しでも早く打つためにわざとトリガーに指をかける。
なんて人もいたりしますが、スピードに大した差は出ませんのでデメリットしかないです。
トリガーから指を離しておく事で、曲がり角から味方やヒット退場者が不意に出てきた場合でも、反射的に撃ってしまわずに済むこともあります。
撃つという意思ではなくビックリした反射で撃つのは、早いかもしれませんがフレンドリーファイヤーの元です。
ゲーム中ならもし仮に間違って味方を撃ってしまったり、撃つべきでない時に撃ってしまったとしても別に問題にはならないと考える方もいるかもしれません。
しかし想像してみてほしいのです、例えばですが
交戦していない場所で、超至近距離で味方を撃ってしまい、そのせいで怪我をさせたりその人の装備品を破損してしまった。
ちょっとつまずいた拍子などに本来はエアガンを向ける必要がない方向を撃ってしまい、フィールド内の機器を壊してしまった。
こんな場合に、ゲーム中だから仕方ないよねで済むでしょうか?
トリガーに指をかけないというのは安全管理の基礎ですので、これを行っていれば起こらないはずの事象であれば、過失を問われると苦しいのではないかと思います。
やられた方の身になれば全く納得いきませんから。
ハサミを受け渡すときに刃先を人に向けるような感じ
銃口管理やトリガーディシプリンを守れない、軽視している姿は、感覚的にはそういう感じに見えます。
"airsoft group photo damn" で画像検索して出てきた海外エアソフター
Posted by Dodo at 00:33│Comments(0)
│安全管理